天然記念物の森

馬が下草を食み、子どもたちが走り回って遊ぶ森。
そんな場所が、国の天然記念物となり、葉1枚さえ採ることが出来なくなり、環境が変わり果てて自生していたニッポンタチバナが200本あまりから3本に減っています。手つかずの自然が良いのか?手を入れて種の保存をすべきか?専門家の意見は2つに分かれているそうです。「人間が行う自然保護は、人間のためのもの」そう考えると、そこに暮らす人が利用できる森でないと意味がないと思います。ひとと自然の関わり方を、再考察するべき時期ではないのでしょうか?

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ハカマカズラの巨木

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自生ニッポンタチバナ

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by mmerian | 2011-12-15 07:51 | 植物 | Comments(10)
Commented by K.M at 2011-12-15 11:43 x
種の多様性なんとか…
温暖化防止…
思ってる主旨とはちがう組織の香りもしますし…

里山っても開墾によって田畑にされた平地~低山、湿地帯の生き物が2次適応してるだけって気もするし…。

自衛隊演習地や米国訓練地、国境中立地帯とかに大自然が残ってたりするし…。
部分的に葉っぱを採るの禁止どころか、完全立ち入り禁止区域を少なくてもところどころに残すのがいいと思います。
Commented by mmerian at 2011-12-15 20:10
KMさん
考え方もいろいろで答えがないのかな?
あと3本、残って欲しいですが。
Commented by K.M at 2011-12-15 20:41 x
後世に伝えられる原自然を根絶せず最小限確保して
あとは里山の保護活動やるもよし、鳥類観察センターつくるもよし、触れ合いキッズキャンプ場つくるもよしですよ~。それは人間様が自然とふれあい、あるいは自然保護意識感を満たしてもらえばいいと思います。決して里山保護は否定しませんよ~。
ただちょいとそれでも不充分かな~てw
Commented by itsuki at 2011-12-15 23:02 x
ウ~ム・・・難しい問題ですね

でも 「立ち入り禁止」にして完全保護も考え物でしょう
原生林に戻したら 多分ニッポンタチバナは絶えるでしょうね

以前 僕が良く出掛けたギフのポイントがここ20年以上人が入らなく
笹や藪が繁り過ぎてギフが居なくなってしまいました
林道も無くなり藪が深くカンアオイが育たない環境になりました
一時は「愛知万博」開催で保護が叫ばれ・・・・今ではほったらかしで
荒れ放題になっています
何が「自然保護」なんだか 良く判りません
Commented by K.M at 2011-12-16 01:51 x
多分ね人間が農耕を始める前、縄文時代ごろには、人間が手を加えなくてもその植物にはその植物のニッチェがあったんですよ。 農耕の始まった弥生時代に里山の新種類が爆発的にふえてるわけないもん。それがその植物がほんらいの手付かずで生存できる環境だと思うってことがいいたいわけです。
Commented by K.M at 2011-12-16 02:02 x
ギフチョウでいえば、低山河川の時々氾濫する半湿地とか、逆に貧栄養で森になりきらない痩せた山とか、時々大きな木が倒れたり、崩落したり繰り返しているブナ帯とか… がほんらいの生息環境ではないかと思います。
Commented by mmerian at 2011-12-16 18:18
itsukiさん
家紋にも、お雛様の壇上にも登場するタチバナ。
古来から親しみある植物ですので、絶やしたくないですよね。
なんとか復活でいるといいな(^^)
Commented by mmerian at 2011-12-16 18:21
KMさん
そうですね。
難しいことは解りませんが、人の暮らしの中の自然の姿がやっぱり好きです。
天然記念物も見直す時期でしょうね
Commented by K.M at 2011-12-18 16:12 x
里山保護は別に全然否定はしませんよ。それもいいことだと思います。
ただ、農業にだけ合理化の技術革新奪うのは近代化農家に不公平だと思うし、結局農業も工業も人間の居住すら自然破壊兵器ですし、税金や人手を投入するより、人間活動をちょいと規制で抑制するのが、一番低コストの自然保護だと思うんですけどね~。
ただ、自然保護愛好家にも開発推進派にも、自然保護名目で予算を取る役人にも全く受け入れ悪いとは思いますw
Commented by mmerian at 2011-12-19 20:33
KMさん
いろんな人に尋ねると、今の状態の保全も一理あり、どちらが正かは決めかねます。
答えの出ない問題ですね~(^^)
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南国・宮崎の蝶を中心とした、のんびりmamaブログです。


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