映画「森聞き」

 昨日は雨の一日・・・。
 家で一人ぼぉっと過ごしていると、映画「森聞き」の監督・柴田昌平さん(なんとクニ子おばあちゃんの民宿で一緒に焼き肉を食べた人だった・・)と、出演者・椎葉クニ子おばあちゃんのトークショーがあることに気がつきました。開演時間まであと30分、会場までは1時間ちょっと。どうしようかと迷いましたが、慌てて家を飛びだして行きました。
 映画「森聞き」は、日本全国の高校生が、「森の名人」を訪ね、知恵や技術、人生を「聞き書き」し、記録する活動で、今年で10年目を迎え毎年100人の高校生が選ばれています。映画は、長編ドキュメンタリー映画で、4組の高校生と名人の姿が描かれています。名人との対話を録音したテープを何度も聞きながら反芻していく行為に「聞く」ことから得られる知恵が発酵し、かけがえのない宝物になってゆく姿は感動的です。
クニ子おばあちゃんに、「焼畑のどこが好きですか?」と尋ねたきくのちゃん(高1)。
「ばあちゃんの一生の仕事だから。好きでやってるのではないとよ。」
「ばあちゃんとこのソバの種は、一番原始の古い種よ。このソバの種を切らしたくないから、昭和22年から今日まで62年間一度も止めんで焼畑してきたと。種がないとできんから。みんなそうだからね。植物、動物はすべて、生きて、子孫残すために世渡りすっと。何百年でも、何千年でも、自然とね。」
静かに、ゆっくりとかみしめるように聞きながら、目の奥底を輝かせるきくのちゃん。
「今までずっと好きなことをしたいなぁって思っていたけれど、わたしにとってそこにあるものを、好きじゃないからしないとか、好きだからこうしたいとかじゃなくて・・あるものに対して私もしていけるような、そういうことができたらいいなあと思います。」
映画「森聞き」は、宮崎キネマ館でこれから2週間、一日2回上映されます。
フィンランドのアカペラグループ「ラヤトン」のバックサウンドもクラシカルから現代音楽&ポップスの調和を感じ、自然を音楽で表現していて聞きごたえがあります。最高のアカペラ音楽!
お近くの方、そうでない方も是非、見て欲しい作品です。

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映画の後、撮影されたカメラマン那倉幸一さんが、「2時間に収まりきれる筈がない。無理だ。」とつぶやいたのが聞こえました。それを聞いて、撮影するカメラマンの仕事の価値というか、役割の大きさに気付かされました。今までTVや映画、動画を見て、撮影する人を意識することがなかったのですが、これからはカメラマンの存在を意識して作品を見ようと思います。

柴田昌平監督とカメラマン那倉幸一さん他制作の、椎葉クニ子おばあちゃんの番組(1年近く泊まり込みで撮影)は、8月中旬にNHK特番で放映されますので、こちらもお見逃しなくご覧ください!

by mmerian | 2011-05-29 20:55 | イベント | Comments(2)
Commented by pekeyama at 2011-05-31 00:10
みたいなぁ~この映画!
関西にはミニシアターが沢山あるのになぁ~
来ないかなぁ~
なんで
Commented by mmerian at 2011-05-31 23:57
pekeさま、
関西にも来ると思います。
なにせ、宮崎であるんですから。笑
ネット検索で予告編見てくださいね(^^)
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南国・宮崎の蝶を中心とした、のんびりmamaブログです。


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