国語の教科書

学校から帰ってきた息子KYくんが、
「お母さん。椎名誠って知ってる?本読んだことあるの?」と言うので、
「岳物語、あやしい探検隊、わしもインドで考えた、とか読んだよ。」と答えると、
「椎名誠の本が読みたい。教科書にとってもいい話があるんだ。お母さんも読んでみる?」
と差し出したのが、「アイスプラネット」(中学国語2/三村図書出版P18)
ちょっと風変わりないそうろうのおじさん、「ぐうちゃん」の思い出話。
世界中を旅したぐうちゃんが、アナコンダが馬を飲み込む話や3メートルのナマズの話など、ほら話をするので、からかわれていると思っていたある日、こんな話を聞きます。
「北極には、1年に一度流氷が解ける時に小さな氷の惑星ができるってイヌイットの間では言われてる。アイスプラネットだ。めったに現れないので、それを見たものはその年にいいことがいっぱいあると言われている。」
国語の教科書_b0135573_19335912.jpg

今どきの中学生をなめている、と無視して信じなかったのですが、
それから旅出ったぐうちゃんから手紙が届きます。
アイスプラネットの写真とともに・・・・・・~感動~072.gif

国語の教科書_b0135573_19341225.jpg


昔読んだ本が、子どもの教科書に載るなんて驚きですが、親子で同じ作家を語れるのは嬉しいですね。先日お会いした伊勢英子さんのルリユールおじさんの話、「旅する絵かき~パリからの手紙」も掲載されています。
他の作家は、谷川俊太郎、清少納言、佐藤和之、馬場あき子、池上彰、上田敦、三浦哲郎、向田邦子、大岡信などなど。訳者も金原瑞人さんだったり、新しい教科書の内容はずいぶん変わったように感じます。
子どもさんの国語の教科書、近くにあればちょっと開いてみません?045.gif

※ 3年前の教科書には、「岳物語」が掲載されていたそうな。
  先ほど息子に聞いて初めて知りました~~~。


by mmerian | 2012-04-18 20:14 | 書籍 | Comments(5)
Commented by rurin at 2012-04-18 23:31 x
親子で語れるなんて、素敵ですね。私ももっと本を読んでいれば良かったと思います…。
でも、今夜ちょうど次男が小2の教科書を音読練習しているとき、長男が「懐かしい!」と言って、自分の小2の教科書を持ってきて開き、声を重ねて音読していました。挿絵は違っていても、長男の大好きな話だったようです。
Commented by mmerian at 2012-04-19 07:32 x
rurinさん
KYくんによると、国語の教科書で一番面白い話は最初と最後の方ににあるそうで、つまらないのもあると言っています。アイスプラネットは、朝読の時間に先に読んで感動したのだそうです。

うちも4人ですから、弟の読み声を懐かしがっていました。
なつかしい!
Commented by やっぴぃちゃん at 2014-04-12 10:25 x
私もその教科書全く同じものを使ってて、ちょうど昨日読みました!!
アイスプラネットについて画像など調べてみようと思って探していたら、このみなみかぜ通信というブログを見つけました!
Commented by mmerian at 2014-04-15 06:31 x
やぴぃちゃんの教科書、ということは中学生ですか?
ステキなお話ですよね。
いつか、見れるといいですね!(^・^)
Commented by mmerian at 2019-05-22 06:57
椎名誠さんご本人から、アイスプラネットの変なおじさんは、椎名さんのことだと教えていただきました!
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南国・宮崎の蝶を中心とした、のんびりmamaブログです。


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