旧大内邸にて
友達のリカチンの案内で、福岡県八女市の旧家大内邸へ行ってきました。
そこには、田中真木さんという料理上手な素敵なおばあさんがいます。
前からお話を聞いていて是非とも会ってみたい人でした。
旧家大内邸
以前は古民家レストランを経営されていましたが、高齢になったので今はお休み中です。
64歳まで普通の主婦だったマキさんのお店には、老舗旅館の料理人たちも研修に来ていて今でも交流があるそうです。
「ああ、あなただったら気を使わなくても大丈夫ね。
いろいろ出すから適当に食べてね。」
そういわれて次々と出てきたお料理の美味しいこと!
レシピはなくてさらっと作るのだそうです。
手作りこんにゃく、山芋かけの銀杏ご飯、お野菜のグラタン、うりのワサビ漬け、干しタケノコとしらす干し、
漁師さん手作りのウニ、玉ねぎの酢漬け、焼きナスとピーマンと味噌ダレ、サラダの手作りドレッシング。
食べ過ぎて、お腹いっぱいになって動けなくなりました。
昨日、栗林慧先生に「元気の秘訣は何ですか?」と尋ねたら、
「体が健康なので、年を取った気がしないんだよ。」とのこと。
同じ質問をマキさんに伺ったら、
「年をとって衰えているはずなんだけれど、それに気が付かないでいるのよ。
年のことは考えていないの。」
どちらも素敵な答えですね。
見習いたい生き方です!
大内邸にいると、昔の祖父母の家を思い出します。
日本では昔、部屋にいても自然を感じられる設計の家に住んでいたのだなあ、と
花鳥風月の暮らしを認識できる家でした。
所々に置いてある盆栽は、
「置いていると自然に生えた植物で出来上がるの。」とのこと。
なんて、素晴らしい発想でしょう!
この近くで生まれ育った作家の五木寛之さんとも交流があるマキさん。
もうすぐ展示が始まるそうです。
「青春の門」懐かしいなあ!
写真は、マキさんと五木寛之さん。
by mmerian
| 2018-05-28 07:15
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