みなみかぜ通信

猛暑

6月下旬からすでに猛暑の日々。

気温は35℃越えの毎日で、日中野外で作業すると軽い熱中症のように体が火照ります。

これから迎える夏本番がコワイ。

夏の花ヒメヒオウギスイゼンがあちこちに咲いています。

ボタンクサギにはナガサキアゲハが何頭か吸蜜に来ました。

白っぽいナガサキアゲハを見かけると夏が来たなあ、と感じます。

ルリクチブトカメムシの幼虫

ヒメハマキガの仲間？

小さいけれど美しい模様です

フユザンショウにアゲハが次々産卵。

ムラサキシジミの幼虫はアリに守られて育ってる。

明日から久しぶりに雨の予報。

少しでも気温が下がりますように。

畑の野菜たちには、恵みの雨です。

アオスジアゲハ集団

久しぶりに山道を走ると、予想通りアオスジアゲハの吸水集団を見つけました。

死んだ個体も合わせると、100頭以上の大集団です。

車が通ると一斉に舞い上がりますが、スピードの速い車が通ると逃げ遅れてしまいます。

運転者は、蝶に気が付かない人がほとんどですが、スピードを落としてゆっくり走る車もいます。

死体の色に反応して、蝶は集まってしまいます。今年は6月頃から蝶の数がとても多いです。

うちの畑のゴマダラチョウは、30頭くらい無事に羽化しました。

今、梢をびゅんびゅんと飛び回っています。

モンシロチョウも凄い数！一度に50頭は数えられます。

久しぶりにバナナトラップを仕掛けると、ヒメジャノメが10頭。

他にも、アゲハの仲間やコミスジ、ツマグロヒョウモンをよく見かけます。

冬の寒さで春は蝶が少なかったけれど、天敵が少なくて今数が多いのかもしれません。

畑は今、ブットレア、百日草、ボタンクサギの花が咲いて蝶パラダイスになってます。

今日の畑の収穫。

スイカ、ナス、キュウリ、トマト、ミニトマト、ピーマン、シシトウ、ズッキーニ、オクラ。

う～ん、食べきれない！！

えびの高原へ

霧島へ、キリシマギンリョウソウを見に行きました。

ピンク色の美しい花は、まだ咲き始め。

見たい方は、まだ間に合いそうですよ。
登ったえびの岳にはマグマ溜まりがあり、新燃岳の噴火に繋がっているそうです。

今日も勢いよく立ち上がる噴煙。

現在、3キロ以内は立ち入り禁止になっています。

えびの高原近くの硫黄谷から流れ出すガスは、周囲の木を枯らしていましす。

こんな風に高木が枯れることで、ミヤマキリシマ等の低木の植生が守られてきました。

長い年月、繰り返しながら起こる噴火で現在の高原が維持されています。

アカマツが枯れて、行き場を失ったマツカレハの幼虫たち。

えびの高原のアカマツはガスと幼虫のダブルパンチでほぼ全滅しそうです。

幼虫は、上からぽたぽたと落ちてくるので注意が必要です。

メロンとスイカ

梅雨明けしました。

いよいよ夏本番！というか、もうすでに暑いです。

畑仕事は、体の水分が抜けていくように汗が出ます。

今日の収穫物。

プリンスメロンと黒皮スイカは初物。

どちらも甘くて美味しく育ちました。（雑草堆肥の力かな）

最近、蝶数が多い畑。

どこへ行くのか？忙しく飛び回っています。

畑仕事をしていると体力が消耗していて、立ち止まってカメラを向ける気持ちにもなりません。

撮るのは、同じ場所に止まっているものだけ。

ダイミョウセセリ
ヒメアカネ
ゴマ君もふとっちょになってきたので、そろそろお出かけ。

週末いろいろ。

昨日（土曜日）は、シンガポールからやってきた子供たちとピクニック。河原で、リンゴドクガの抜け殻発見。綺麗なレモン色にお洒落なオレンジの尻尾？



昼からは博物館の研修会へ参加、夜は夜間採集会へ。

忙しい一日でした。

採集会は、子供たちのフィーバーぶりが凄く、とても賑やかでした。

夢中になれる時間って幸せなんだよね。

今日は、溜まった畑仕事をしなくてはなりません。

しかし、暑いし、雨が降り出すし、大変大変・・

ゴボウの花

また種子がたくさん採れそうだなあ。

自家製ゴボウはやわらかくて美味しいのだ。

紫ヤマイモにキイロスズメのでっぷり幼虫さん

コナラも、でっぷりヤママユの幼虫3頭

今日の収穫物は、大量！

たくさん野菜を食べて、厳しい夏を乗り越えましょう。